リクルートカードプラス

リクルートホールディングス株式会社は、株式会社ジェーシービーと組んで2枚の提携カードを発行しています。年会費無料で還元率1.2%のリクルートカードと年会費2,100円で還元率2.0%のリクルートカードプラスです。ここでは、後者の詳細について紹介します。

リクルートカードプラスキャンペーン画像

リクルートポイントの還元率が2%

リクルートカードプラスの目玉はその高い還元率です。

カードショッピング利用100円毎に2.0ポイントのリクルートポイント(旧じゃらん・ホットペッパーポイント)が貯まります。還元率2.0%ですね!

リクルートポイントは、リクルートの運営するネットサービスを利用する際に、通常、1ポイント=1円として利用代金に充当することができます。楽天カードで貯めた楽天スーパーポイントを楽天グループのネットサービスで利用できるのと同じですね。

現在、リクルートポイントを使用できるネットサービスは、以下の9つです。

  • 旅行宿泊予約サイト『じゃらんnet』
  • オンラインショッピングモール『ポンパレモール』
  • 割引チケット・クーポン共同購入サイト『ポンパレ』
  • グルメ情報と割引クーポンサイト『ホットペッパーグルメ』
  • ヘアサロン・リラクサロン・エステサロン検索・予約サイト『ホットペッパー ビューティー』
  • ファッション通販サイト【ERUCA(エル―カ)】
  • みんなで作る食のお取り寄せサイト『ごちまる』
  • 『Fun★Cart』(『赤すぐnet』『赤すぐ出産祝い』『eyeco Onlineshop』)

これらのサービス利用時には、リクルートカードプラスのクレジットポイントとは別に、サービス利用ポイントも1%~3%貯まります。楽天市場、楽天ブックス、楽天トラベルなどの楽天グループのネットサービスを楽天カードで決済した時に、楽天カードのクレジットポイントとは別にサービス利用ポイントが1%貯まるのと一緒ですね。

ここまで、リクルートカードプラスと楽天カードを対比させ、リクルートのネットサービスと楽天グループのサービスを対比させて論じてきましたが、前者のほうがポイントが貯まりやすいのは間違いないことです。

例えば、じゃらんnetで、宿泊料金30,000円のANAインターコンチネンタル石垣リゾートを事前決済で予約したとします。この場合、リクルートカードプラスのクレジットポイントが2%、じゃらんnetサービス利用ポイントが2%、事前決済利用のポイントが1%発生し、合計5%もの還元率になります。

ポイントキャンペーン時はさらにポイント付与率がアップするのは、楽天トラベル利用時と一緒ですね。

リクルートカードプラス及びリクルートのネットサービスがここまでポイントの大盤振る舞いをするのは、後発組のため、ポイント還元率を高めないと利用して貰えないという事情があります。

以前より、じゃらんnetやポンパレを利用している人には、この大盤振る舞いを大いに享受しましょう。

nanacoチャージ/QUICPayでポイントが貯まる

リクルートカードプラスの利点は高い還元率だけではありません。電子マネーに強い点も魅力の一つです。

リクルートカードプラスはnanacoクレジットチャージに利用することができ、nanacoクレジットチャージ利用金額分についても100円=2ポイントのリクルートポイントが貯まります。

税金、国民健康保険料などクレジットカードでは支払い不可能なものも、リクルートカードプラスでnanacoクレジットチャージし、セブンイレブンで税金、国民健康保険料のnanacoマネーによる支払いをするだけで間接的にクレジットカード決済が可能となります。

還元率が高いリクルートカードプラスはうってつけのカードとなります。

また、ポストペイ型電子マネーのモバイルQUICPayの利用が可能です。事前チャージが不要でクレジットカード同様に使えるQUICPayの利用でも還元率2.0%でリクルートポイントを貯められます。

また、モバイルSuica年会費として1,000円必要ですが、モバイルSuicaチャージにも利用することができます。

なお、リクルートカード(JCB)も同様の電子マネー対応状況となります。リクルートカード(Visa)の場合、nanacoの代わりに楽天Edyチャージでポイントが貯まるようになります。また、交通系電子マネーモバイルSuica、SMART ICOCAにも対応します。

リクルートカードプラスとリクルートカードの損益分岐点

リクルートカードプラスリクルートカードの損益分岐点は、年間どれくらいクレジット決済があった場合でしょうか?

前者と後者の年会費の差額は2,100円、前者と後者の還元率の差は0.8%です。

2,100円÷0.008=262,500円。損益分岐点は262,500円です。

年間262,500円以上クレジット決済がある場合は、年会費2,100円がかかってもリクルートカードプラスの方が還元額が多くなります。

以下で紹介する、リクルートカードプラスに自動付帯する海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険を活用する方であれば、損益分岐点はさらに下に見積もってもいいでしょう。

リクルートカードプラスの海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険

リクルートカードプラスには、死亡・後遺障害時に最高3,000万円まで補償される海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が自動付帯します。

自動付帯とは、旅行出発前に特別な手続きをしなくても、自動的に旅行傷害保険が適用されるという意味です。

リクルートカードの旅行傷害保険は自動付帯ではなく、利用付帯です。利用付帯とは、事前に搭乗する公共交通乗用具の料金を当該クレジットカード(この場合はリクルートカードプラス)で支払った場合、または、日本出国前に参加する募集型企画旅行の料金を当該クレジットカード(この場合はリクルートカード)で支払った場合に限り、旅行傷害保険が適用されるという意味です。

公共交通乗用具とは耳慣れない言葉ですが、「航空法・鉄道事業法・海上運送法等に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される乗用具」のことで、具体的には航空機、船舶(定期便)、高速バス、タクシー(白タク=無許可タクシーは対象外)、路線バス、トロリーバス、モノレール、ケーブルカー、リニアモーターカー、電車を指します。

募集型企画旅行とはパッケージツアーのことですね。

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